大手消費者金融のプロミス、アコム、武富士の3社が8日、平成20年3月期の連結決算を発表し、そろって最終黒字を確保した。過去に顧客が払い過ぎた(過払い)利息の返還に備えた引当金の計上が、前の期から大幅に減少したためだ。
ただ、上限金利の引き下げに伴い、貸し出しの審査を厳格にしているため、営業貸付金残高はそろって減少した。
貸付金残高の減少に伴い、売上高にあたる営業収益も下期から三洋信販を子会社にしたプロミスを除く2社で減収を余儀なくされた。プロミスも子会社化した三洋信販による増収分を除けば減収だった。
21年3月期も審査の厳格化などで、引き続き減収傾向は続きそう。過払い利息の返還請求については「高水準が続く」(プロミスの神内博喜社長)とみているものの、3社がそろって最終黒字を見込んでいる。
(MSN産経ニュースより)
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